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2021年 GALLERY O 企画展「田原敦写真展 目下 -Mokka-」

updated: 2020-12-23

会期
2021年2月20日(土)ー2月26日(金)
時間
12:00ー18:00
会場
GALLERY O [東京都台東区根岸3-22-5]
地図
GOOGLE地図
入場
無料

GALLERY Oの2021年企画展は、小川重雄のアシスタントを1年間務めてくれた田原敦君の個展です。
彼の地元であり、GALLERY O周辺の東京の下町を撮影した作品です。
若き才能あふれる写真世界をご堪能ください。

経歴

1999
・東京都荒川区東日暮里 生まれ
2014
・東京都写真美術館「101年目のロバート・キャパ」を観たことをきっかけに写真を撮り始める
・東京都立上野高等学校に入学後、写真部に入部
・東京都高等学校文化祭写真部門中央大会 入選
2015
・写真部部長となる
・文化祭において写真部の展示方法を大きく変え、校内のコンテストで
写真部の展示が一般部門の一位になる
・成田祇園祭写真コンテスト 準特選
・東京都高等学校文化祭写真部門中央大会 優秀賞
2016
・第二十二回関東地区高等学校写真展栃木大会 奨励賞
・第四十回全国高等学校総合文化祭 出場
・第十七回上野彦馬賞九州産業大学フォトコンテスト 九州産業大学賞
2017
・日本大学芸術学部写真学科 入学
2018
・ピクトリコフォトコンテスト2017-2018 入選
2019
・日藝祭写真学科展示において「新写真派協会賞」「写真学科奨励賞」を受賞

写真展解説

この度の初個展である「目下」は大学の卒業制作の為に撮影した作品です。
大学に入学当初から卒業制作は私の地元をテーマに撮影しようと計画しました。
地元をテーマに撮影しようとした理由は2つあります。

1つは20年間住んできた地元が大好きということです。東京という都会でありながらも、
下町の人情や町並みがあり、日暮里や上野といった全国、世界から様々な方が訪れる。
そんな場所が私の地元であり、大好きな町です。

もう1つは、見つける力を磨こうという目的です。見慣れた地元から新たな発見をして
いくことが出来れば、世界どの場所に行ってもその土地の素晴らしい時間・空間を
切り取ることが出来ると思い、大学4年間の1つの課題として地元をテーマに撮ろうと
考えました。

今回の個展のタイトルである「目下」は「目の前」や「今」という意味です。
写真は瞬間を記録することが出来るということが大きな特性であると私は思っています。
この「目下」という作品は、私の大好きな地元の私が素晴らしいと感じた「今!」という
瞬間の記録。そして、その写真を撮った時間・空間に私が確実にその場に存在していたという
記録。この2つの記録が今回の「目下」にはあります。
撮ったという事が過去となっても、「今!」という瞬間は確実にプリントに残っています。
展示を観に来て下さった方々には作品を通して私の「今!」を感じて欲しいです。

田原敦